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博鰲アジアフォーラムの「シルクロード」分科会開催 楊潔チ氏,シルクロード精神の発揚呼びかけ
2014-04-11 08:52

   2014年4月10日、博鰲アジアフォーラム2014年次総会の分科会「シルクロード復興、アジア指導者の対話」が開かれた。ラオスのトンシン首相、パキスタンのシャリフ首相、東ティモールのシャナナ・グスマン首相、中国の楊潔チ(竹かんむり+褫のつくり)国務委員らが出席し、演説した。

   楊氏は演説の中で次のように述べた。シルクロードはアジア各国の共通の歴史と輝かしい文明の証人であり、アジア人民の歴史・文化の誇りの源泉であり、アジア各国の団結・協力の旗印である。古代シルクロードはアジア人に歴史・文化の自信、発展の道の自信、包容・協力の自信をもたらした。アジア諸国は平和・友好、開放・包容、互恵・ウィンウィンのシルクロードの精神を発揚し、新たな時代の内容を加えるべきだ。習近平主席は「シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード」(一帯一路)を呼びかけ、相互信頼と互恵の精神を十分示した。「一帯一路」建設は「親密、誠実、恩恵、包容」の周辺外交の理念を貫くものである。「一帯一路」は開放の協力呼びかけであり、経済と人文(人と文化)協力を主軸とし、閉鎖的集団ではなく、既存の多国間の仕組みを妨げるものではない。

   楊氏は次のように指摘した。古代シルクロードは商業・貿易の道で、今日のシルクロード建設も経済・貿易協力を重要な位置に据えている。昨年、中国と「一帯一路」沿線国との貿易額は1兆ドルを超え、中国の貿易全体の4分の1を占めた。「一帯一路」建設で中国の周辺国とシルクロード沿線国がまず恩恵を受けるだろう。交通、インフラの「ハード面の相互接続」のほか、政策、法律、規制、人的資源開発などの「ソフト面の相互接続」を同時に進め、文化が融合し、民心が相通じる「心の相互接続」の実現に一層努めなければならない。相互接続も「一帯一路」も相互信頼の問題について一層努力する必要がある。

   楊氏は次のように強調した。アジアのこれまでの変遷の歴史とシルクロードの盛衰は緊密に関係し、アジアの将来の全体的振興とシルクロード復興は融合、共進するものである。「一帯一路」はアジアの大家庭のことであり、関係国が中国と共に話し合い、共に築き、共に恩恵を受けることを希望する。

   ラオスのトンシン首相は次のように強調した。シルクロード復興が地域により大きな発展をもたらし、地域の人民に繁栄と幸福をもたらすことは間違いない。ラオスは「一帯一路」の呼びかけを全力で支持し、各国と共に地域協力に深くかかわっていく。

   パキスタンのシャリフ首相は次のように述べた。習主席の「一帯一路」の呼びかけに感謝している。シルクロードは歴史的概念ではもうなくなり、地域協力推進の強力なプラットホームとなった。シルクロード経済ベルトと中国パキスタン経済回廊の建設の規模と潜在力はこれまでになかったもので、パキスタンは中国を含む各国と共にシルクロード復興に努力したい。

   東ティモールのシャナナ・グスマン首相は次のように述べた。習主席が提案した陸上と海上のシルクロード建設は中国の傑出した提言力と先見の明を示している。シルクロード復興は中国の「奇跡」をアジア地域全体に広げるもので、数億人が貧困から抜け出し、生活を大きく改善するだろう。各国はシルクロードを通じ、思想、芸術、文化面の交流を強め、包容と相互信頼をはかり、シルクロードを国際的団結・平等を促す道にし、新たな国際的行き来のモデルを築くだろう。

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