中国の李克強総理は１０日午後、海南省博鰲で博鰲アジアフォーラム２０１４年次総会出席の韓国の鄭コウ（火＋共）原首相と会見した。

   李総理は次のように述べた。中韓関係は政治面の相互信頼、経済面の互恵ウィンウィン、人文（人と文化）交流の深化という良好な局面が生まれている。先のオランダ・ハーグでの核セキュリティーサミット期間中の習近平主席と朴槿恵大統領の会談、鄭首相の今回の博鰲アジアフォーラム出席というこうしたハイレベルの交流で今年の両国関係は好スタートを切った。

   李総理は次のように強調した。中国は韓国と緊密に交流し、経済・貿易、教育、科学技術、文化、観光などの分野の協力を深めることを願っている。現在、中韓自由貿易協定（ＦＴＡ）交渉はカギとなる段階に入っており、双方が交渉を急ぎ、一日も早く全体的に利益のバランスがとれた高いレベルの合意に達し、両国人民に恩恵をもたらすことを希望している。

   双方は朝鮮半島情勢についても意見を交換した。