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李克強総理,ラオス首相と会談 鉄道協力取り決め交渉スタートを宣言
2014-04-08 21:00

   2014年4月8日午後、中国の李克強総理は海南省三亜市でラオスのトンシン首相と会談を行った。双方は中国ラオスの全面的な戦略的協力パートナーシップ推進について新たな共通認識を得た。

   トンシン首相は行方不明となっているマレーシア航空機の中国人乗客の家族に対して見舞いの意を表し、中国が捜索活動に非常に大きな努力をしていることを称賛した。李総理はトンシン首相が見舞いの電報を寄せたことに感謝するとともに、この1カ月間、中国は国際社会とともに全力で捜索を続けており、今後も関係各国と緊密に連携し、協力を続けると強調した。

   李克強総理は次のように述べた。目下、中国ラオス両国とも改革を深化させる大事な時期にある。中国はいま18期3中総の手はずに従って改革・開放を全面的に深めるとともに、成長安定、構造調整、民生向上のために引き続き強力な措置を講じている。ラオスも経済・民生の整備を加速し、刷新・開放事業を強力に進めており、このことは双方の全面的な戦略的協力パートナーシップを発展させる新たなチャンスをもたらすものと信ずる。

   李総理はまた次のように表明した。中国ラオス鉄道は当面の両国の大型プロジェクト協力の重点だ。中国側はラオス側と両国政府間鉄道協力取り決め交渉をスタートさせ、できるかぎり早期の調印をめざし、次の段階の協力の基礎を築きたいと考えている。

   これに対し、トンシン首相は次のように述べた。この数年、ラオス中国関係はたえず発展し、両国人民に実際の利益をもたらした。ラオスは中国の無私の援助と支援に感謝している。目下ラオスは刷新・開放事業の推進に力を入れつつあり、中国の発展がもたらすチャンスを逃さず、中国側と国家統治・政府運営の経験交流を一段と強化し、各分野の協力を全面的に深め、ラオス中国鉄道協力プロジェクトを重点的に進めてできる限り早く実質的成果を上げ、地域の平和、安定と発展を共同で促進することを願っている。

   会談の後、両氏は金融などの分野の二国間協力文書の調印に立ち会った。

   会談に先立ち、李総理はトンシン首相の訪中を歓迎する式典を行った。

   楊晶・国務委員が同席した。

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