2022年3月27日、張大興総領事は、長崎県主催の孫文・梅屋庄吉塾中日青年交流活動に出席した。これには、孫文の曾孫である小坂文乃氏が孫文と梅屋庄吉の友情をテーマに講演し、中日両国の学生約20名が世界平和の実現や、青年国際交流についてのグループワークを行い、意見を出し合った。

　張大興総領事は交流会終了時、長崎県及び小坂氏に対して感謝の意を表し、次のように述べた。百年以上前に、交通やコミュニケーションツールなどの条件が整っていない状況にもかかわらず、孫文氏と梅屋庄吉氏が様々な困難を乗り越え、熱い友情を交わし、今日の中日交流の礎を築いてきた。今回の学生たちが実際に見聞した体験や、小坂氏の講演を通し、共通の話題について話し合い、積極的に意見を出し合ったことで、限られた時間の中でも十分な交流をし、多くの共通認識を得ることができ、そして大変有意義な時間になった。更に、学生たちは自国の未来を担っており、同時に中日関係の未来を担っていると強調し、中日国交正常化50周年を迎えた今年、学生等には今後多くの交流活動に参加し、交流の中で互いへの理解を深め、そして友好を深め、先人たちが築いてきた良き伝統を発揚し、中日友好の使者となってもらいたいと述べた。