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世界の新型コロナ対策には大国間の連携が必要
2021/02/02

 新型コロナウイルス感染症のパンデミックは全人類が共通して直面する試練であり、団結・協力して初めて打ち勝つことができる。バイデン米大統領はこのほど新型コロナ対策の国家戦略を発表し、新型コロナ関連の複数の大統領令に署名した。これは各方面の資源を動員し、感染拡大の抑え込みに努めるものだ。国際社会は米国の新型コロナ対策が一日も早く成果を挙げることを希望し、また米国の新政権が各国との団結・協力を強化して、世界の公衆衛生上の安全を共に守ることを期待している。

 新型コロナの問題におけるトランプ政権の行動は全世界を驚愕させた。事態が緊迫している時に世界保健機関(WHO)を非難し、脱退して、グローバル・ヘルス・ガバナンス体制を破壊した。そして「政治問題化」や「スティグマタイゼーション」に走り、何の根拠もなく他国のイメージを毀損し、他国を非難し、自らの対策不足の責任転嫁を企てた。新型コロナ対策物資を占有したうえ、パンデミックを利用していわゆる「デカップリング」を推し進め、グローバルな産業チェーンとサプライチェーンの安全を脅かした。こうした間違った行為は、世界が団結して新型コロナ感染症と闘うという大局を損ない、数多くの批判を招いた。ハーバード大学のスティーヴン・ウォルト教授(国際関係学)は以前、トランプ政権を「自己中心的で、何の目的もなく、全く糸口がなく、罪なき多数の死者を出し、数兆ドルの損失を招いただけでなく、米国の国際的名誉も汚した」と批判した。

 米国はパンデミック発生以来、最も暗黒の時期にある。昨年12月だけで約7万人の米国人が新型コロナウイルスの感染が原因で死亡した。米紙ニューヨーク・タイムズは最近の報道で、今年1月以来、米国で1日平均3300人が新型コロナウイルス感染症で死亡しており、これは米「9・11」同時多発テロの死者数を上回ることを指摘した。米国の人口は世界の4%を占めるが、新型コロナの累計感染者数では世界全体の25%、死者数では同20%を占める。このような重大な公衆衛生上の危機を前に、米国人は、対策不足だった前政権の状況を新政権が変えるとともに、各国との協力を強化して、全人類の健康を守る闘いにおいてしかるべき役割を発揮することを望んでいる。

 新型コロナ感染症との闘いにおいて、世界トップ2の経済大国である中米の協力は両国民の利益にかない、国際社会の共通した期待でもある。中米関係の歴史を振り返ると、双方の協力はグローバルな試練への対処において積極的な貢献を果たしてきた。2008年の世界金融危機発生後、中米間の調整と協力は世界市場安定化の決定的要因とされた。2014年にエボラ出血熱が西アフリカで拡大すると、中米両国は大国としての役割を積極的に発揮し、感染拡大の早期抑制に重要な貢献を果たした。新型コロナ感染症のパンデミックが人類の生命の安全に大きな試練を突き付けている現在、世界は中米が協力することで、新型コロナ感染症を防止・抑制・阻止する全世界の闘いに自信を与えることを望んでいる。米国のロバート・ホーマッツ元国務次官は、「米国の新政権は新型コロナ対策で中国と協力すべきであり、治療方法やワクチンの開発・生産などにおける両国の研究者や科学者の協力は米国の利益にかなうだけでなく、他の国々の人々の命を救う助けにもなる」としている。

 中国は常に人類運命共同体の理念を堅持し、新型コロナ感染症との闘いにおける世界の団結を後押しすべく尽力してきた。中国は米国との新型コロナ対策協力を支持し、米国に新型コロナ対策物資を大量に提供し、両国の民間の連携にも便宜を図ってきた。昨年3月1日から今年1月10日までに、中国は輸出や寄付などの形で米側に累計でマスク420億枚以上、手術用手袋9億組余り、防護服約7億8000万着、ゴーグル約5066万個、呼吸器1万6000台近くを提供した。中国国内の省(自治区・直轄市)、友好団体、民間機関、企業なども米側に各種医療物資を多数寄贈した。世界保健機関(WHO)脱退の撤回というバイデン政権の決定を中国側は歓迎するとともに、米国やその他の国々と新型コロナ対策で協力を強化する意向を重ねて表明した。中国は、常に同舟相救い、手を携え協力して初めて全人類の健康と幸福を守ることができるのであり、世界の全ての国々が新型コロナ感染症に勝利して初めて、人類はパンデミックに本当の意味で完全に勝利したと言えると考えている。

 世界的な試練を前に、大国はなおさらに人類運命共同体の意識を堅持し、しかるべき知恵と責任感を示すべきだ。中国は引き続き米国を含む各国と共に新型コロナ感染症との闘いにおける協力を強化することを望んでおり、引き続き米国の新型コロナ感染症との闘いをできる限り支援することも望んでいる。もし米国が新型コロナ感染症との闘いにおいて協力の精神を取り戻し、中国と向き合って進むことができるのなら、両国民の健康と幸福の増進に資するだけでなく、グローバル・ヘルス・ガバナンス体制の強化にも寄与し、世界がパンデミックの暗雲から一日も早く抜け出す助けにもなるだろう。

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